专利摘要:
DVDなどの光ディスクの記録データは、ビデオコンテンツデータとナビゲーションデータを有している。ボタンデータは1以上のユーザ選択可能な選択ボタンを規定し、記録媒体が再生されるときに視聴者がコンテンツデータを選択できるようにする。さらに、ボタンデータは少なくとも1つのファントムボタンを規定し、これは例えば視覚的に識別できなかったり、ビデオデータ内に隠されていたり、もしくは短時間表示されるので視聴者が選択できない。この少なくとも1つのファントムボタンを視聴者が選択できないが、記録データを解析するコピー装置はユーザ選択可能な選択ボタンとしてファントムボタンを誤って特定し、ファントムボタンに関連づけられたデータをコピーしてしまう。ファントムボタンに関連づけられたデータはコピープロセスに悪影響を及ぼすか、または再生不可能もしくは視聴不可能なコピーを提供するだろう。
公开号:JP2011510429A
申请号:JP2010543124
申请日:2009-01-12
公开日:2011-03-31
发明作者:ブランド,ティモシー,ニール
申请人:ロビ ソリューションズ コーポレーションRovi Solutions Corporation;
IPC主号:G11B20-10
专利说明:

[0001] 本発明は、光ディスク(もしくはその前身)または記録媒体に保存されたナビゲーションデータを用いて非逐次的な方法でコンテンツデータにアクセスすることができるその他の記録媒体であって、そのコンテンツの不正コピーに対してコンテンツを所持する記録媒体をコピープロテクトするための装置および方法に関し、そのようなコピープロテクトを有する記録媒体、および記録媒体上に記録するコピープロテクトされたデータに関する。単純化するため、記録媒体に保存されたナビゲーションデータを用いて非逐次的な方法でコンテンツデータをアクセスすることができる記録媒体は、以下で単に「記録媒体」という。]
背景技術

[0002] デジタル記録技術の到来は、光ディスク(例えばDVD)などの記録媒体に記録されるデジタルコンテンツのディジタルコピーを可能にし、コピー品質をほとんど損なわず、もしくは全く損なわずに作成される。これは、無許可の人がデジタルコンテンツを記録する記録媒体の不正コピーを生成するのを容易にする。したがって、コピープロテクト技術が開発されている。最も最新のコピープロテクト技術は、良好な再生可能性を維持しながらコピーを無効化するために、正当な再生装置および無許可のコピー装置もしくは記録媒体にアクセスする「リッパー」の方法の差異を利用している。例として、正当なDVDプレーヤはDVDに記録されたナビゲーションデータによって規定されるDVD上のナビゲーションパスに従うが、ほとんどの不正なコピー装置またはリッパーは、ファイル単位またはセクタ単位でDVDのコンテンツにアクセスする。したがってDVDのナビゲーションパスの一部を形成しないデジタルデータの一部に破壊データ(これはコピーのコピープロセス、コピー品質および再生可能性の少なくとも1つに有害な影響を与えるデータである)を加えることによって不正なコピー装置のファイル単位あるいはセクタ単位による良好な品質あるいは再生可能なコピーの生成を妨げることができ、つまり破壊データは正当な再生装置によって無視されるが、不正コピーの生成に有害な影響を与える。別の実現性として、正当な再生装置に影響を与えないが、不正なコピー装置または「リッパー」を妨害するように、幾つかのデジタルデータのデジタルサム値(DSV)に影響を与えるようデータを変更してもよい。]
[0003] 上記のようなコピープロテクトは、セクタ単位またはファイル単位方式でデータをコピーするリッパーによるDVDなどの光ディスクのコンテンツのディジタルコピーを防止するであろう。しかしながら、より高度なもしくは賢いリッパー(「ナビゲーション解析」リッパー)は再生装置が光ディスクを再生するときに従うナビゲーションパスを決定するために光ディスク上に含まれるナビゲーション情報を解析することができ、したがってナビゲーションパスに配置される必要のない全ての破壊データのコピーを回避しながらコンテンツデータ(例えば映画あるいはフィルム)をコピーすることができるであろう。]
[0004] 一実施例は、コンテンツデータおよびそのような記録媒体を再生する再生装置がコンテンツデータへナビゲートするのを可能にする制御データを有する記録データを記録媒体上に記録するために提供するための装置を提供し、制御データが、記録媒体が再生されて視聴者が再生されるコンテンツデータを選択可能となるときに視聴者に表示される選択ボタンを表すまたは規定するデータを含むことを特徴とする。一実施例では、制御データが少なくとも1つのファントムボタンを表すあるいは規定するデータを含み、これは記録媒体を再生する視聴者がアクセスできない、または容易にアクセスできないが(例えばファントムボタンが可視でないか、または記録媒体が再生されるとき視聴者によって容易に見られないか、または選択ボタンとして視聴者に認識されない)、ナビゲーション解析リッパーによって選択ボタンとして特定される。そのようなファントムボタンは、記録媒体のコピーを禁止する破壊データに関連づけられる、および/またはコピーの品質あるいは再生可能性に悪影響を与える。この破壊データは、再生装置を(遠隔操作またはその他のユーザ入力を介して)操作する視聴者がファントムボタンを選択できてはいけないので元の記録媒体の再生可能性に影響を与えてはいけない。しかしながら、ナビゲーション解析リッパーはそのようなファントムボタンと本当の選択ボタンを識別することができないので、ファントムボタンおよびこれにより任意に関連づけられた破壊データをコピー用に選択するであろう。]
[0005] 少なくとも1つのファントムボタンは、光ディスクが再生されるときにユーザにファントムボタンを選択する機会を与えずに表示されるファントムボタンメニューの一部を形成してもよい。そのようなファントムボタンメニューは、例えば、完全に空白あるいは黒いスクリーンを表してもよく、少なくとも1つのボタンが背景から識別できない。そのようなファントムボタンメニューは、非常に少ない数のフレーム、例えば約0.4秒の映像のみを表す非常に短い時間表示されるよう設計されてもよい。少なくとも1つのファントムボタンは、ユーザの目に見えないようにコンテンツデータあるいは制御データ内に隠されてもよい。例えば、そのようなファントムボタンは、ファントムボタンがある1または複数のフレームの残りから人間の目に識別不可能ないくつかのピクセルから成る領域を構成してもよい。例えば、ファントムボタンを形成するピクセルはそれらが配置される1または複数のフレームの可視コンテンツ内に合致させるか、またはカモフラージュさせてもよい。別の実施例として、そのようなファントムボタンは、1または複数のビデオフレームの1以上の端に、細い領域、例えば1ピクセル幅の領域を具えてもよい。そのような細いピクセル領域は、それが視聴者に気づかれないという可能性を最大化するために黒いピクセルを具えてもよい。]
[0006] 一実施例では、少なくとも1つのファントムボタンが記録媒体の1または複数の破壊な領域に関連づけられ、破壊領域が記録媒体のコピーを禁止する;コピーの品質あるいは再生可能性に悪影響を及ぼす、のうち少なくとも1つであることを特徴とする。一実施例では、少なくとも1つのファントムボタンが、スクランブルを掛けられたデータまたは読取り不能のデータと;不正データと;訂正不可能なエラーを含むデータと;記録媒体の損傷領域と、のうち少なくとも1つに関連づけられることを特徴とする。]
[0007] 一実施例では、ナビゲーションデータが1以上のユーザ選択可能な選択ボタンのボタンデータを含むメニューデータを含んでおり、メニューデータ内に少なくとも1つのファントムボタンの更なるボタンデータが提供されることを特徴とする。]
[0008] ファントムボタンを含むビデオオブジェクトユニットは、コンテンツデータ内、例えば視聴者に表示されるメニュー内または映画の実際のビデオフィルムの一部内のいかなる場所に配置してもよい。]
[0009] 一実施例では、DVDなどの光ディスクの記録データはビデオコンテンツデータとナビゲーションデータを有する。ボタンデータは1以上のユーザ選択可能な選択ボタンを規定しており、記録媒体が再生されるときに視聴者がコンテンツデータを選択できるようにする。さらに、ボタンデータは少なくとも1つのファントムボタンを規定しており、これは例えば視覚的に識別できず、ビデオデータ内に隠されたり、もしくは短時間表示されるので視聴者が選択できない。少なくとも1つのファントムボタンは視聴者が選択できないが、記録データを解析するコピー装置はユーザ選択可能な選択ボタンとしてファントムボタンを誤って特定し、ファントムボタンに関連づけられたデータをコピーするであろう。ファントムボタンに関連づけられたデータはコピープロセスに悪影響を及ぼすか、または再生不可能もしくは視聴不可能なコピーを提供するであろう。ファントムボタンは、ナビゲーションデータのメニューまたはコンテンツデータの一部に加えられるか、または再生されたときに短時間、例えば0.4秒間、黒または空白のスクリーンを提供するビデオクリップ中に提供されるファントムメニュー内に提供されてもよい。]
[0010] 少なくとも1つのファントムボタンは、例えば識別困難または識別不可能なボタンと;ファントムボタンを含むビデオフレームの背景と同一色のボタンと;自身が存在する1または複数のビデオフレーム内にカモフラージュされたボタンと;視聴者がボタンを選択する動作を行うより短い間可視であるボタンと;僅か1または2ピクセルのうち少なくとも1つの寸法を有するボタンと;少なくとも1つのビデオフレームの端に隣接するか、または少なくとも1つのビデオフレームの少なくとも一部の端の部分を形成するボタンと、を含む。1以上のファントムボタンがある場合、これらの種類のファントムボタンの任意の組み合わせの何れか1つを用いてもよい。]
[0011] 本発明はまた、記録データ内にファントムボタンおよびファントムメニューの少なくとも1つを組み込むことによってナビゲーション解析リッパーによるコンテンツデータのコピーを禁止する方法を提供する。]
[0012] この方法は更に、記録データを含む記録データファイルを提供するステップと;記録データを所持するマスタを生成するステップと;記録データを所持するマスタの前身を生成するステップと;光ディスク、例えば記録データを所持するDVDなどの少なくとも1つの記録媒体を生成するステップと;書き込み可能または再書き込み可能な光ディスク、例えばDVD上に記録データを書き込むステップと、の少なくとも1つを含むことを特徴とする。]
[0013] 本発明はまた、記録データ自体および記録データを所持する記録媒体を提供する。本発明はまた、コンピュータ読み取り可能な命令を保存するコンピュータ読み取り可能媒体を提供し、この方法を実行するようプロセッサをプログラムすることを特徴とする。]
[0014] 記録媒体は、DVDなどの光ディスクまたはDigital Linear Tape、ガラスマスタ、またはスタンピングマスタなどその前身でもよいし、または記録媒体に保存されたナビゲーションデータを用いて非逐次的な方法でコンテンツデータをアクセスすることができる任意のその他の形態の記録媒体でもよい。]
図面の簡単な説明

[0015] 本発明の実施例はここで、添付図面を参照して実施例により記載される。
図1は、DVDなどのコピープロテクトされた光ディスクを生成するための生成装置の機能ブロック図である。
図2は、DVDなどのコピープロテクトされた光ディスクを読み取るための読み取り装置の機能ブロック図である。
図3は、図1に示されるコピー装置を提供するようにプログラムされた演算装置の機能ブロック図である。
図4は、図3に示される機能を有する演算装置の例を示すダイアグラムである。
図5は、本発明の実施形態によってプロテクトされたDVDビデオの一実施例のナビゲーションおよびプレゼンテーションのデータ構造を説明するためのダイアグラムである。
図6は、DVDビデオの物理データ構造を説明するためのダイアグラムである。
図7は、本発明の実施形態によってプロテクトされたDVDビデオの実施例のナビゲーションおよびプレゼンテーションのデータ構造を説明するためのダイアグラムである。
図8は、図1に示される装置によって実行される動作を説明するためのフローチャートとダイアグラムである。
図9は、図1に示される装置によって実行される動作を説明するためのフローチャートとダイアグラムである。
図10は、コピープロテクトを提供するために本発明による方法で実行される動作を示すフローチャートである。] 図1 図10 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
実施例

[0016] ここで図1を参照すると、生成装置1は光ディスク、この場合にはDigital Versatile Video Disc(本書でDVDと略記されたDVDビデオ)上に記録される記録データを提供するようユーザ操作で動作可能であり、この記録データはビデオコンテンツデータ(例えばフィルムあるいは映画、ビデオゲーム、テレビ番組の1または複数のエピソードなど)と、そのような記録媒体を再生する再生装置をコンテンツデータへナビゲートするのを可能にするナビゲーションまたは制御データとを有しており、ナビゲーションデータは記録媒体が再生されて視聴者が再生すべきコンテンツデータを選択できるようにするときに視聴者に表示される選択ボタンを表すか、または規定するデータを含んでおり、記録データはまたナビゲーション解析リッパーによって選択ボタンとして特定されるが、記録媒体が再生されるときに視聴者によって選択されない少なくとも1つのファントムボタンを表すか、または規定するデータを含んでおり、例えばファントムボタンは視聴者がアクセスできないか、または容易にアクセスできないか、例えばファントムボタンは可視でないか、または記録媒体が再生されるとき視聴者によって容易に見られないか、選択ボタンとして視聴者に認識されない。そのようなファントムボタンは、例えば、ファントムメニューの一部であるか、または本当のメニューもしくはコンテンツデータの任意の部分に組み込まれるか、または1以上のファントムボタンがあるこれら任意の組み合わせである。そのようなファントムボタンは破壊データに関連づけられているので、ファントムボタンを選択するリッパーが関連づけられた破壊データをコピーし、破壊データがコピープロセスまたは得られるコピーの品質に悪影響を与えるであろう。] 図1
[0017] データ処理装置2は、データ処理装置2の全体的な動作を制御するデータ処理装置制御部3と、ユーザに情報を提供し、かつユーザから指示を受けるよう動作可能なユーザインターフェース4と、ユーザによって選択されたアセット(ビデオデータファイルまたは任意の追加の音声データファイルを追加したデータファイル、およびロゴ、メニューなどのグラフィックデータファイルなど)を受け取るよう動作可能であり、DVDのコンテンツを形成するアセット受信部5と、制御部3の制御下およびユーザインターフェース4を介して受け取られるユーザの指示によって動作可能であり、任意に必要なアセットの符号化を達成して、アセットが例えばビデオデータ用のMPEG2などのDVDが準拠するDVD規格によって規定されたフォーマットであること保証するアセットエンコーダ6とを有している。]
[0018] データ処理装置はまた、ユーザがユーザインターフェース4を介してビデオフォーマットおよびディスクサイズなどの生成されるDVDのパラメータを特定し、アセットエンコーダ6から符号化されたアセットを取り込み、アセットを同期させて、チャプタポイントを加えて、メニューなどを作成するのを可能にするオーサラ7を有しており、最終的なDVDが必要なプレゼンテーションデータ(これはDVDプレーヤによって視聴者に配信すべきオーディオおよびビデオのコンテンツデータである)および適切なDVD規格に従って非逐次的な方法でDVDのコンテンツへナビゲーションを可能にするナビゲーションデータ(一般的な制御データ、検索制御データ、ユーザインターフェース制御データおよびナビゲーション制御データを含む)を有することを保証する。オーサラ7はこれによりユーザ操作で、アセットを多重化し、適切なDVD規格仕様によってナビゲーション情報と制御情報を加え、作製されたデータファイルあるいは最終的なディスクイメージまたは適切なDVD仕様データファイルを含むDDP(Disc Description Protocol)ファイルセットをディレクトリに書き出す。ユーザがその作業を見直し、チェックすることができるように、オーサラ7はまた得られるDVDをほぼシミュレートすることができる。]
[0019] データ処理装置2はまた、DVDビデオファイルの形式、または画像ファイルとして、もしくはDDPファイルセットとして既に作製されたDVDビデオコンテンツを受信するファイル受信部91を有してもよい。]
[0020] データ処理装置2はまた、破壊データを受信するよう動作可能な破壊データ受信部90を含んでもよい。]
[0021] データ処理装置2はまた、後述するようにオーサラ7またはファイル受信部91によって提供されるDVDビデオファイル、画像ファイルまたはDDPファイルセットにコピープロテクトを提供するコピープロテクタ8を有している。オーサリングがオーサラ7によって実行されることになっている場合、コピープロテクタ8によって提供される機能はオーサラの一部を形成してもよく、その結果オーサリング処理中にDDPファイルセットにもたらすコピープロテクトを達成することができる。]
[0022] データ処理装置2はマスタ生成部9にコピープロテクトされたファイルを提供するように連結され、マスタ生成部9は適切なDVD規格仕様に従ってコピープロテクトされた画像ファイルあるいはDPPファイルセットを符号化するステップを含む従来のマスタリングプロセスを実行して記録用のチャネル符号データを生成するように構成されており、すなわちスクランブリング、インターリービング、エラー修正および適切なDVD規格仕様に従ったEFMプラス符号化などの処理を実行する。]
[0023] マスタ生成部9は、ローカルの記録部12およびマスタデータファイル提供部10の少なくとも1つに得られたマスタファイルを提供するよう配置され、マスタデータファイル提供部10は既知の方法で複製装置11供給用のデータファイル、例えばデジタルリニアテープ(DLT)ファイルを提供する。複製装置11は通常、必須ではないが、残りの生成装置から遠くに配置され、一般にガラスマスタを切断するガラスマスタ生成部13と、スタンピングマスタからガラスマスタを生成するスタンピングマスタ生成部14と、スタンピングマスタから最終的なDVDディスク16を生成するディスク生成部15を有するであろう。任意のローカル記録部12は、書き込み可能もしくは再書き込み可能なDVDディスクに書き込むか、または記録するDVDライタの形態であり、1以上の記録ディスク17を生成するであろう。マスタ生成部9は別個の要素として図1に示されているが、データ処理装置2の一部でもよいし、またはその機能は可能ならば記録部12およびマスタデータファイル提供部10によって提供されてもよい。] 図1
[0024] 図2は、図1に示される装置によって生成されたコピープロテクト済みDVDを再生するのに適切な再生装置20のブロック図を示している。再生装置20は、専用のDVDプレーヤでもよいし、またはDVDを再生する性能を有するパーソナルコンピュータもしくはその他のコンピュータとすることができる。再生装置20は、記録済みDVDからデータのセクタを読み取るよう動作可能な読み取りヘッド回路素子を持つ記録媒体読み取り部21と、読み取りヘッド回路素子によって読み取られたチャネルデータを復号するよう動作可能なデータデコーダ22とを有する。図2に示されていないが、データデコーダ22はクロック信号を抽出するクロック抽出器と、セクタをデシャッフリングするデインタリーバあるいはデシャッフラと、チャネルデータを復号するチャンネルデコーダとを適切な場所に有する。] 図1 図2
[0025] 再生装置20は、読取装置の全体的な動作を制御し、出力提供部26にプレゼンテーションデータを提供するプレゼンテーションデータ提供部24を含む制御部23を有しており、出力提供部26は一般にオーディオビデオディスプレイシステム、例えばモニタおよび関連するオーディオシステムもしくはTVディスプレイの形態をしているが、オーディオビデオディスプレイシステムへの通信リンクとすることもできる。制御部23はまた、ユーザ入力提供部27(これは例えばキーボード、ポインティングデバイス、および/または遠隔操作でよい)を介して受け取られたユーザの入力指示およびDVDから読み取られたナビゲーションデータまたは制御データに従って記録媒体読み取り部21の読み取りヘッド回路素子によって読み取られるDVD上の位置を制御するナビゲータ25を提供している。]
[0026] 提供される機能を簡単に示しており、これらの機能的要素が別個の物理的実体として必ず存在することを示唆するようには取るべきではない。むしろ、機能は1以上の物理的要素によって提供されてもよいし、後者の場合には、図1または図2に示される1つの機能的要素によって提供される機能は、異なる物理的要素間で分配されてもよい。さらに、機能の異なる態様が別個の機能として特定できてもよい。] 図1 図2
[0027] 図1および図2に示される機能的要素は適宜、これらのハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアまたはこれらの任意の組み合わせによって提供されてもよい。] 図1 図2
[0028] 図3は、演算装置300の機能ブロック図を示しており、これはプログラム命令によってプログラムされて、例えば図1で示されるデータ処理装置2、マスタ生成部9、記録部12およびマスタデータファイル提供部10の少なくとも1つおよび/または図2に示される再生装置20を提供する。] 図1 図2 図3
[0029] 演算装置300は、記憶装置31に1以上のバス37で連結された演算処理装置30を具え、記憶装置31は、リムーバブル媒体RM33を受け取るリムーバブル媒体ドライブあるいはポート32(この場合、DVDを受け取るDVDドライブおよび/またはDLTドライブ)、読み取り専用メモリ(ROM)34、ランダムアクセスメモリ(RAM)35およびハードディスクドライブなどの大容量記憶装置36を具える。]
[0030] バス37はまた、図1のユーザインターフェース20および図2の出力提供部26とユーザ入力提供部27、この場合、キーボード39、ポインティングデバイス40および表示部41を形成しうる多くの周辺入出力装置に演算処理装置30を連結する。周辺装置はまた、ネットワーク通信を提供する通信装置43と、任意にプリンタ42とを含んでもよい。通信装置43は、インターネットでもよいが、代わりにまたはさらにイントラネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワークまたはその他適切な形態のネットワークを通じて演算装置300を通信可能にする、例えばモデム、ネットワークカードなどでもよい。] 図1 図2
[0031] 記憶装置と入出力装置は、図3に示されるもの全てを具えなくてもよく、および/または追加の装置を具えることができることが当然に認識されるであろう。例えば、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、デジタルリニアテープ(DLT)ドライブおよび/またはUSBポートなどのさらに1以上のリムーバブル媒体ドライブまたはポートが提供されてもよく、その他の入出力装置または遠隔操作、マイクおよび拡声器の何れか1以上などの代替入出力装置が提供されてもよい。] 図3
[0032] 図4に図解的に示されるように、演算装置は、演算処理装置30と、記憶装置31と、キーボード39、マウス40および表示部41で示される形態のユーザインターフェース装置とを含むメインプロセッサユニット50を有するパーソナルコンピュータまたはサーバーの300aでもよい。図3は、挿入スロットまたはポート32aから延在するリムーバブル媒体33を示している。] 図3 図4
[0033] 演算装置300または300aは、以下のルートの何れか1以上によって供給されるプログラム命令によって図1に示されるコピー装置1を提供するようにプログラムされてもよい:
ROM34および/または大容量記憶装置36に予め保存されている;
キーボード39および/またはポインティングデバイス40などの入力装置を用いてユーザによって入力される;
リムーバブル媒体33からダウンロードされる;
通信装置43を介して信号Sとして供給される。] 図1
[0034] もちろん、装置が異なる物理的要素を有する場合、これらは対応するそれぞれの演算装置のプログラミングによって提供される。]
[0035] 図1に示される装置はナビゲーション解析リッパーでさえコピーするのが難しいDVDを生産することができる。] 図1
[0036] 図1に示される装置1がどのように機能するかについての理解を容易にするために、最初にDVDの構成について論じる必要がある。] 図1
[0037] DVDは、交互配置されている複数のエレメンタリストリームと、DVDビデオゾーン内に構造化された階層的手法で編制されているコンテンツの複数の個別要素とを持った複雑で非線形の構造を有している。DVDに保存されたデジタルのプレゼンテーションデータへのナビゲーションは、DVDビデオゾーンの物理データ構造に異なるレベルで存在するナビゲーションデータによって制御される。DVDビデオゾーンのプレゼンテーションデータは、記録データにアクセスする再生装置20によってDVDのデータの記録の始めから終わりまで逐次的な方法で簡単に再生することができない。むしろ、再生装置20によってコンテンツを通して取得された1または複数のナビゲーションパスは、再生装置20のナビゲーター25と、DVDが作製される方法およびユーザとの相互作用に依存する。]
[0038] DVDは、物理データ構造および物理データ構造に重なる論理階層形式の論理データ構造を具えている。物理データ構造は、DVD規格に従って、DVD上に逐次的で物理的に続く方法または逐次的方法で保存されるデータを持つDVD上のデータの編制方法を決定する。論理データ構造は、ビデオシーケンスのグルーピングと、一連のビデオのブロックの再生順序とを決定する。ディスクに記録されるデータは、物理セクタに編制される。各物理セクタは、SYNCブロック、ヘッダー、データパックおよびエラー検出コードから成る。チャネルコーディング規則を満たすのを保証し、ディスク上の欠陥の影響を最小限にするために、これらのセクタのデータが、追加されたエラー訂正パリティー符号を有し、DVDフォーマットのEFM+(8乃至16変調)チャネルコーディングスキームに従ってチャネルコーディングの前に16セクタ(ECCブロック)のブロックに交互に配置されており、チャネル符号化データは、DVD上にピットおよびランドの形態で保存される。データを記録するときに、ISO/UDFファイルシステム情報(ISO9660/UDF(Universal Disc Format)に従う)はディスクに記録されてディスクの各セクタの検索とこれによるアクセスを可能にする。単一層DVDに記録された最終データは、リードインセクション、次いでプログラムデータセクション、および次いでリードアウトセクションから成る。]
[0039] 図5は、例示的な実施例によって、本発明によってプロテクトされたDVDの一実施例のプレゼンテーションおよびナビゲーションのデータ構造を説明するためのダイアグラムを示しており、一方図6はプロテクトされたDVDビデオゾーンの構造を示すためのダイアグラムを示している。] 図5 図6
[0040] 図5に示されるように、ナビゲーションデータ構造は、ディスクがDVDプレーヤへ挿入されるときに実行される第1のプログラムチェーンである第1の再生プログラムチェーン(PGC)100と、ビデオマネージャ(VMG)101と、ビデオタイトルセット(VTS)とを具える。] 図5
[0041] ビデオマネージャ101は、全てのDVDビデオゾーンに制御情報を提供する。図5に示される実施例において、ビデオマネージャ101は、図示されるように、メインメニュー105に対応するタイトルメニュープログラムチェーン104を有している。単純化するため図5に示されないが、ビデオマネージャー101は一般にまた、1以上の言語フォルダを有するであろう。] 図5
[0042] ビデオタイトルセットの数は、特別なDVD構造に依存するであろう。図5は2つのビデオタイトルセット、著作権警告やこれに類似のものなどの導入データ用の第1のビデオタイトルセットVTS1 102と、DVDのメインコンテンツ(このコンテンツはフィルム(映画)、ミュージックビデオ、またはこれに類似のものなどでもよい)用の第2のビデオタイトルセットVTS2 103とを示している。] 図5
[0043] 各ビデオタイトルセットは通常、言語フォルダおよび1以上のタイトルフォルダを有するであろう。言語フォルダは、ユーザに表示されるメニューを提供してユーザが言語、カット、アスペクト比(ワイドスクリーンか否か)などの様々なオプションを選択できるようにする1以上のメニュープログラムチェーン(PGC)に関係づけられる一方、タイトルフォルダは、少なくとも1つのタイトルプログラムチェーン(タイトルは最大215−1のプログラムチェーンを含んでいるかもしれない)に関連づけられる。単純化するため、図5はタイトルフォルダのみを示している。図示されている実施例では、第1のビデオタイトルセットVTS1 102は著作権警告用に1つのタイトルフォルダ106(タイトル1(TTN1))を有する一方、第2のビデオタイトルセットVTS2 103は1つのタイトルフォルダ107(タイトル1(TTN2))を有している。] 図5
[0044] タイトルフォルダ106および107は、少なくとも1つのプログラムチェーン(PGC)を有している。タイトルの第1のプログラムチェーンは、入力プログラムチェーン(「入力PGC」)として知られている。図5に示されるように、各タイトルフォルダは1つのプログラムチェーン110と111を有しており、これによりこれらは入力PGCを形成する。] 図5
[0045] 各プログラムチェーンは、プログラムチェーンの要素へのアクセスを制御するナビゲーションデータを含むプログラムチェーン情報(PGCI)を具え、0乃至99のプログラム(PG)を含む。プログラムチェーンは、プログラムを含まないがPGCIのみ含んでもよい。そのようなプログラムチェーンは、ダミーのプログラムチェーンとして知られている。例えば、第1の再生プログラムチェーンはダミーのプログラムチェーンである。プログラムチェーンはプレコマンドおよびポストコマンドを有してもよく、これはプログラムチェーンが再生装置によってアクセスされる順序を規定するのに用いることができる。]
[0046] 図5に示される実施例では、第1の再生PGC100のプレコマンド240は、再生装置にタイトル1(TTN1)タイトルフォルダ106にジャンプし、次いで第1のビデオタイトルセット102の入力プログラムチェーン110の著作権警告を再生させる。入力プログラムチェーン110はポストコマンド242を有しており、再生装置をビデオマネージャのタイトルメニューエントリプログラムチェーン104にジャンプさせる。] 図5
[0047] 図示するように、図5は、1つのプログラム(PG1)113を有するプログラムチェーン110とn個のプログラム(PG1乃至PGn)1141乃至114nを有するプログラムチェーン111を示している。] 図5
[0048] 各プログラムは、プレゼンテーションデータ構造の対応する1または複数の物理セルにマッピングする1または複数列の論理セルを有している。図5の実施例では、各プログラム113および1141乃至114nは、1つの論理セル113aおよび114a1乃至114anを有している。図示されている実施例では、論理セル113aは、1つの物理セル113bにマッピングし、論理セル114a1乃至114anの各々は、対応する物理セル114b1乃至114bnにマッピングする。] 図5
[0049] 図5が非常に単純化された実施例であり、DVDがより多くのビデオタイトルセットを含んでもよく、ビデオタイトルセットが図5に示されるよりさらに多くのタイトル、プログラムチェーン、プログラムおよびセルを含んでもよいことが当然に認識されるであろう。また、論理セルおよび物理セル間のマッピングは1対1である必要はなく、物理セルは論理セルと異なって整列されてもよい。] 図5
[0050] 通常メインメニュー105は、ユーザによってアクセス可能な選択ボタン、例えば再生ボタン243および図5に示されるようなその他のメニュー選択ボタン244のみから構成されるであろう。この実施例ではしかしながら、メニューはファントムボタン247を追加するように修正されている。このファントムボタン247は、例えば、メニューを含む1または複数のビデオフレームの境界で狭い領域(例えば1ピクセル幅)として定義されてもよい。ファントムボタンのピクセルは黒またはそうではなく暗く定義されてもよく、その結果視聴者がファントムボタン247を選択ボタンとして認識せず、彼らがそれに全て気づいたなら、それが表示画面の物理的な端と表示されるビデオフレームとの間の境界の一部であると単に思う。別の実現性として、ファントムボタン247はメニュー背景内にカモフラージュされるか、隠されてもよい。] 図5
[0051] 図5に示される実施例において、本当の選択ボタン(再生ボタン243およびその他のメニューオプションボタン244)はそれぞれLinkTailPGCに関連づけられる。LinkTailPGC245は再生ボタン243用として図5で示されており、再生装置のユーザによる再生ボタン243の選択に応じて、再生装置にメインメニューを出させ、次いでタイトルメニューエントリプログラムチェーン104のポストコマンド246を実行させるように提供される。例えば、LinkTailPGC245の実行は、ポストコマンドエリア246のJumpTTコマンドを介して、タイトルx(これはこの実施例のメインタイトルを構成する)を再生させ、タイトルx入力プログラムチェーン110のポストコマンド249がタイトルを再生した後に再生装置をメインメニューに戻らせるであろう。] 図5
[0052] 図5のファントムボタン247はコマンド248に関連づけられており、これは破壊データの位置または領域に関連づけられており、その結果ファントムボタン247を特定するナビゲーション解析リッパーが記録媒体のナビゲーションデータを解析するときに選択ボタンとして破壊データの位置あるいは領域からデータをコピーまたはコピーするよう試みるであろう。コマンド248はLinkTailPGCでもよいが、より一般的には「タイトルへジャンプ」コマンド(JumpTT TTN)であるだろう。リッパーが破壊データの位置あるいは領域へナビゲートされるように、ファントムボタンコマンドは任意の純粋なボタンコマンドと当然異なるべきである。] 図5
[0053] 破壊データの位置あるいは領域のデータ、またはその破壊データの位置または領域からデータをコピーするのを試みるプロセスは、不正コピーの生成および/またはその再生可能性に有害な影響を与えるであろう。図5に示されるように、1以上の物理セルは破壊データの位置あるいは領域(「破壊」)1004を提供する。そのような破壊セルは、DVDのナビゲーションパスの一部を形成しないので、正当な再生装置がDVDを再生する性能に影響を与えないであろう。] 図5
[0054] そのような破壊データの位置あるいは領域データは、スクランブルを掛けられたデータまたは読み取り不能のデータを提供してもよい。別の実現性としてまたはさらに、そのような破壊データの位置あるいは領域は不正コピーを禁止するか、または少なくとも不正コピーを再生したり、見たりするのを困難にするか、または非常に粗悪品としてもよい。実施例として、そのような破壊データの位置または領域がそのエリアを読み取ろうとするドライブの読み取り性能を破壊してもよい。例えば国際公開第02/11136号、国際公開第00/74053号、国際公開第01/61695号および国際公開第01/61696号で用いられ、記載されている破壊データの実施例は、これらの各々の全内容が引用例に組み込まれる。その他の可能性としては、EFM+ビットストリームに訂正不可能な誤りを導入するか、デジタルサム値(DSV)を破壊するか、または任意のコピーDVDを再生できなくして、ナビゲーションパスの一部を形成しないガラスマスタ(およびこれにより得られるDVD)の領域を故意に損傷してもよい。これらの技術は、個々または任意の組み合わせで用いられてもよい。]
[0055] 破壊データあるいは破壊領域はコピープロセスに有害な影響を与え、その結果コピーを生成するのが実際に可能でないか、または任意の得られるコピーが見ることができないか、または再生できなくなるであろう。しかしながら、オリジナルの記録媒体の再生可能性は、視聴者が見ることができす、再生装置を破壊領域へ導くファントムボタンを選択することができないので、破壊領域によって影響を与えられない。]
[0056] さらに、ファントムボタンはメインメニューで提供されてもよい。別の実現性としてまたはさらに、1または複数のファントムボタンは、言語フォルダメニューおよび/またはコンテンツデータのサブメニューで提供されてもよい。またメニューにファントムボタンを隠すことに加えて、または隠す代わりに、実際のコンテンツデータにファントムボタンを隠すことも可能である。異なるファントムボタンは、同一の破壊領域もしくは位置、または1以上の異なる破壊領域または位置を指してもよい。]
[0057] 図6は、図5に示されるものの構造がDVDボリューム200にどのように用意されるかを示している。DVDボリュームレイアウト200は、リードイン201と、次いでISO/UDFファイルシステム情報202と、DVDビデオゾーン203と、恐らく1以上のその他のゾーン204と、最後にリードアウト205とを有している。DVDビデオゾーン203は、図示されるように、ビデオマネージャ(VMG)206と、1以上のビデオタイトルセット102および103とを有している。ビデオマネージャ(VMG)206は、VIDEO_TS.IFOとして特定された1つのファイルのDVDビデオゾーン全体に対するナビゲーションデータを具えるビデオマネージャ情報(VMGI)207から成っており、VIDEO_TS.VOBとして特定された1つのファイルとして提供されるビデオマネージャメニュービデオオブジェクトセット(VMGM_VOBS)208と、1つのファイルVIDEO TS.BUPのビデオマネージャー情報(VMGI_BUP)209とのバックアップファイルである。ビデオマネージャメニュービデオオブジェクトセット208は、通常タイトルメニューとその他のダミーでないメニュープログラムチェーン用のプレゼンテーションデータとを含む。] 図5 図6
[0058] 各ビデオタイトルセット(VTS)は、1つのファイルVTS_##_0.IFO(ここで##は、ビデオタイトルセット数を表す01と99の間の2桁の数を表す)でセットされたビデオタイトル中のタイトルおよびメニューの表示を制御するナビゲーションデータを具えるビデオタイトルセット情報(VTSI)212、213と、1つのファイルVTS_##_0.VOB(図5に示される実施例では、ビデオタイトルセット内にメニューがないので、VTSメニューVOBSがない)にセットされたビデオタイトル内の全種類のメニューに対するコンテンツを典型的に含む任意のビデオタイトルセットメニュービデオオブジェクト(VTSM_VOBS)用のメニュービデオオブジェクトセット214、215と、VTS_##_@.VOB(ここで@は1と9の間の1桁の数である)として特定された1以上のファイルにセットされたビデオタイトル用の、ビデオタイトルオブジェクトセット(VTSTT_VOBS)216、217と、VTS_##_0.BUPとして特定された1つのファイルのビデオタイトルセット情報(VTSI_BUP)218、219のバックアップとから成る。] 図5
[0059] 各ビデオオブジェクトセット(VOBS)は複数列の物理セルから成る。図面を明快にするために、図6は物理セルセット(CELL1/1乃至CELLn/m)の一部を示しており、これはVMGメニューVOBS208か、VTSメニューVOBS214か、VTSTT VOBS216か、VTSメニューVOBS215か、またはVTSTT VOBS217の物理セルセットの一部である。各物理セルは、再生時間の約0.4乃至1秒を表す1以上のビデオオブジェクトユニット(VOBU)から成る(それは多くの連続フレームである)。図6を単純化するために、1つの物理セル230とその物理セル230の1つのビデオオブジェクトユニット(VOBU)231の構造のみが示されている。] 図6
[0060] 図6に示されるように、各ビデオオブジェクトユニットはナビゲーションパック(NV_PCK)232、次いでビデオ(V)、オーディオ(A)および副映像(S)パック233、234および235の整数から成る。DVDにおいては、各パックがディスク上のユーザデータの1つのセクタを占有する(2048バイト)。各ビデオパック233は、パックを特定するパックヘッダ236と、次いでパック内のパケットを特定するパケットヘッダ237と、次いでDVDフォーマット、すなわちMPEG2フォーマットに従ったビデオデータ238とから成る。同様に、各オーディオパックはパックを特定するパックヘッダ239と、次いでパック内のパケットを特定するパケットヘッダ240と、DVD、例えばMPEG、DTS、DD、LPCM、AC3に適切な任意のフォーマットであるオーディオデータ241とから成る。] 図6
[0061] 各ナビゲーションパック(NV_PCK)232は、パックを特定するパックヘッダ242と、次いでシステムヘッダ243と、2つのナビゲーションデータパケット244および245とから成る。第1の2つのパケット244はコントロールメニューディスプレイおよびリアルタイムのプログラム表示を制御するためのプレゼンテーション制御情報(PCI)を具えており、第2のパケット245は前方/後方スキャニングおよびシームレスなブランチングを制御するためのデータ検索情報(DSI)を具える。DVD再生装置は、可変率およびシームレスな再生を可能にするためのトラックバッファを含む。したがって、読み取りヘッドによる読み取りとオーディオデータとビデオデータのデコードおよび再生の間には時間遅れがある。したがって、リアルタイム制御情報はPCIとDSIパケット間で配布され、PCIとDSIパケット内に保存され、再生装置は対応する物理セルがトラックバッファを通過する前および後にこの情報をチェックして利用する。ナビゲーションパック232は、DVD再生装置のナビゲーションエンジンあるいはナビゲータ25によって用いられ、再生とトリック再生モードと検索動作とが成功裡にタイムリーな方法で実行されるのを保証する。]
[0062] したがってDVDビデオゾーンがアクセスおよび対話型の再生を制御するナビゲーションデータを含み、ナビゲーションデータがDVDビデオゾーン内に異なるレベルで存在することは上記から理解されるであろう。ナビゲーションデータは、制御コマンド(例えばフォーマット、言語、オーディオ選択、副映像選択、保護管理、ディスプレイモードおよびディスプレイアスペクト)と、ナビゲーションコマンド(例えば一般システムパラメータ、システムパラメタ、ナビゲーションタイマおよびメニューボタン)と、検索およびユーザインターフェースコマンド(例えば特別メニューの選択を可能にするPGCI検索またはタイトル、タイトル(チャプタ)の一部などの選択を可能にするプレゼンテーションデータ検索)とを含む。]
[0063] VOBUのプレゼンテーション制御情報(PCI)は、VOBUの選択ボタンを規定するデータ、例えば位置座標、サイズ、ボタン色、ボタンハイライト色、ボタンコマンド、ユーザが設定時間内にボタンを選択しない場合の特別なボタン(再生ボタンなど)の自動起動などを含む。]
[0064] 任意の必要なファントムボタンは、対応するVOBUに対するプレゼンテーション制御情報(PCI)を用いて規定される。例えば上記で論じられるように、ファントムボタンのサイズ、表示画面上の位置、ボタン色およびボタンハイライト色は、対応するVOBUのプレゼンテーション制御情報(PCI)で規定されており、その結果、例えばファントムボタンはビデオフレームの境界で狭い領域(例えば1ピクセル高、または1ピクセル幅)として表示され、ファントムボタンのピクセルはハイライトさせられるか、ハイライトさせられていない黒またはさもなければ暗色に規定され、またはファントムボタンはメニューの背景とマージさせるか、またはメニューの背景にカモフラージュさせるように表示され、例えばファントムボタンはハイライトさせられるか、ハイライトさせられていない配置メニューの一部と同一色である。]
[0065] DVDフォーマットの上記説明は、必要なものが簡潔にされている。DVDフォーマットのより詳細な記載と記録処理については、公的に利用可能なDVD規格を参照されたい。]
[0066] 上述したように、ファントムボタンは既存のメニューに追加されてもよい。別の実現性として、1以上のファントムボタンを持つファントムメニュー全体は、ファントムメニューの副映像パックを持つVOBUを提供し、そのVOBUに対するナビゲーションデータ内に適切なファントムボタンを規定することによってDVDビデオに追加されてもよい。その結果、例えばファントムメニューは、短時間のみ(例えば0.4秒)表示されるよう規定され、暗色、例えば黒または空白であり、1または複数のファントムボタンがハイライトさせられるか、ハイライトさせられていないファントムメニューと同一色である。]
[0067] 別の実現性として、実際のビデオタイトルの1以上の「クローン」がコピープロテクタによって作成されてもよく、その結果米国出願第11,481,605号明細書に記載されているように、その全内容が参照により本書に組み込まれ、これらの「クローン化」ビデオタイトルの各々は実際のタイトルの物理セルに関連づけられるが、スクランブルを掛けられた順序もしくは不正確な順序および/または不正データおよび/または破壊データに関連づけられる。次いで、ファントムボタンはビデオタイトルクローンの各々に関連づけられてもよく、その結果選択ボタンなどのファントムボタンを特定するナビゲーション解析リッパーはコピープロセスと任意に得られたコピーの少なくとも1つに悪影響を及ぼす「クローン化」ビデオタイトルに関連づけられたデータをコピーしようと試みるか、または実際にコピーするであろう。ファントムボタンは、本当のメニュー内に隠されてもよいし、またはDVDビデオに追加されたファントムメニューの一部でもよい。]
[0068] 図7は、本発明によるDVDビデオの一実施例を示す図であり、元のビデオタイトルセットVTS2オリジナル300のタイトルは、図示される実施例において、オリジナルタイトル300aに加えて2つのクローンタイトル(TTN3およびTTN5)300bと300cを持つオリジナルタイトルセットVTS2オリジナル300を提供するため、および3つの「クローン」ビデオタイトルセットVTS1VTSクローン、VTS3VTSクローン、VTS4VTSクローンオリジナル301、303および304を提供するために「クローン化」されている。図7に示されるように、クローンビデオタイトルセットVTS1VTSクローン301は、2つのクローン化タイトル(TTN1およびTTN2)301aおよび301bを有し、クローンビデオタイトルセットVTS3VTSクローン303は1つのクローン化タイトル(TTN6)303aを有し、クローンビデオタイトルセットVTS4VTSクローン304は3つのクローン化タイトル(TTN7、TTN8およびTTN9)304a、304bおよび304cを有する。図7は実施例に過ぎず、クローン化ビデオタイトルセットおよびクローン化タイトルの数は図示されるものより多いか、もしくは少なくてもよいことが認識されるであろう。また、オリジナルタイトルとクローン化タイトル双方を含む1つのビデオタイトルセットがあってもよい。] 図7
[0069] 図7に示される実施例では、ビデオマネージャVMG310は1乃至sの言語に対する多くの言語フォルダ3111乃至311Sを有しており、これらの言語フォルダの各々は、タイトルメニュー用のプログラムチェーン(PGC1)3121乃至312Sと、おそらくその他のメニュー用の1以上のさらなるプログラムチェーン(PGCt)3131乃至313Sと、ファントムメニュー用のプログラムチェーン(PGCt+1)3141乃至314S(フォルダ3111と311Sおよび図示されているそれらの関連するプログラムチェーンのみ)とに関連づけられる。多くの言語フォルダが図7に示されるが、DVDの条件に依存して、1以上の言語フォルダがあってもよいし、またはなくてもよい。図7に示された実施例において、さらにプログラムグループおよび/またはセルがあるかもしれないが、ファントムメニュー3141乃至314Sに対するプログラムチェーン(PGCt+1)は各々、1つのプログラムグループ3151乃至315Sと1つの論理セル3161乃至316Sとを有する。図7を単純するために、ビデオタイトルセット用のプログラムグループチェーンと、言語フォルダのその他のプログラムグループチェーン用のプログラムグループは図示されていない。] 図7
[0070] ファントムメニュー3141乃至314S用のプログラムチェーン(PGCt+1)は各々VMGMVOBS320内の同じVOB320aに関連づけられてもよい。プログラムチェーンは、言語に依存するディスク上の個別領域に再生装置をナビゲートするように構成されてもよい。言語ユニットは、VOB320aの同じ物理セルを共有してもよい。]
[0071] ファントムメニュープログラムチェーン(PGCt+1)3141乃至314Sの各々は、DVD規格が1つのメニュー当たり最大36個のボタンを許容するという条件で、クローン化タイトル(図示される実施例では8個)の数と等しい数のファントムボタン331乃至338を有するファントムメニュー(プログラムチェーン(PGCt+1)3141にのみ図示される)3301の対応する言語バージョンを提供する。ファントムボタンの各々は、そのファントムボタンを選択するリッパーを図7に示されるようなクローン化タイトルに対応する1つにジャンプさせるコマンドに関連づけられる。コマンドは、ジャンプTTxコマンド(ここでxはジャンプされるタイトルの数である)、例えば図7に示されるようにジャンプTT1、ジャンプTT6、ジャンプTT7、ジャンプTT2、ジャンプTT8、ジャンプTT9、ジャンプTT3、ジャンプTT5 331a乃至338aでもよく、またはLinkTailPGCコマンドまたは(DVD仕様によって)ボタンに関係づけられるのを可能にされたその他のナビゲーションコマンドでもよい。] 図7
[0072] 図7に示される実施例では、第1の再生PGC400は、再生装置またはリッパーを選択された言語用のファントムメニュープログラムチェーンPGCt+1、例えばプログラムチェーンPGCt+1 3141にジャンプさせる。この実施例では、ファントムメニューは、第1の再生PGCによって、オリジナルメインメニューが視聴者に表示される前に表示される短い無言のビデオクリップのように設計される。その他の色を用いることもできるが、一般にこのビデオクリップは全て黒いスクリーンを表示するであろう。例えば、ファントムボタンは視覚的に識別困難か、または見るまたは見つけるのが難しく、例えばファントムボタンはメニューと同じ色(この実施例では黒)でもよいので、視聴者の目に見えないであろう。ファントムメニューは、第1の再生PGCのコマンド表からコピーされたポストコマンドが実行され、最初に行くようにされた場所へ再生装置を連れて行った後、例えばこのポストコマンドは視聴者が通常選択することができるオリジナルメインメニューに再生装置をジャンプさせた後、短時間だけ、例えば0.4秒だけスクリーンに現われるように設計されている。全ての黒いファントムメニューとそのボタンの表示時間は非常に短いので、ファントムボタンに気づかない(ファントムボタンが黒い背景上で黒であるので)視聴者に印象がほとんどないか、全くなく、したがって1つも選択しようとしないであろう。しかしながら、ボタンがスクリーンに実際に表示される時間の長さは、ナビゲーション解析リッパーに考慮されず、これはこれによって裂け目(rip)の「重大な」部分としてファントムボタンによって参照されたタイトルを選択する。] 図7
[0073] DVDビデオ構造とナビゲーションデータに関する限り、クローン化タイトルは見えるが、オリジナルビデオタイトルのようにクローン化タイトルの物理セルはリッパーによるコピーの生成に有害な影響を与える、および/または得られるコピーを視聴不可能および/または再生不可能にさせるであろう。例えば、クローン化タイトルは、不正確またはスクランブルを掛けられた順序の正確な物理セルへのポイント;不正データを含む物理セルへのポイント;例えば上記で論じられた破壊データの形態の何れかを含む破壊的な特性を有する物理セルへのポイントの少なくとも1つであってもよい。いくつかの破壊的な特性、例えば変更されたディジタルサム値を持った領域は、リッパーを完全に無効にしてもよいし、またはリッパーのユーザが裂け目(rip)で終了するように劇的に遅くしてもよい。]
[0074] 図7に関して上述したように、1または複数のファントムボタンは背景と同一色でもよいし、それらがある1または複数のフレーム内に混ぜられたり、カモフラージュされてもよいし、さもなければ例えば上記で論じられるように表示されたフレームの端部周りの境界領域として規定され、目立たないよう提供されてもよい。また、本当または実際のメニューに1または複数のファントムボタンを追加し、その結果ファントムメニューの生成が必要とならないように任意の既存のメニュープログラムチェーンに1または複数のファントムボタンを追加することも可能である。別の実現性として、ファントムボタンが追加されるプログラムチェーンは、必ず必要ではなく、それに関連づけられた任意のVOB(すなわちプログラムチェーンは最初、上記で論じられるように、プログラムチェーン情報テーブル(PGCI)を単に含むダミーのプログラムチェーンである)を最初に有しており、すなわちプログラムチェーンはファントムボタンVOBを有するに過ぎない。] 図7
[0075] ファントムボタンは、PCIパケット(図6を参照)、特にNavPackのPCI部分内のハイライト情報テーブルにファントムボタンを規定することによって、記録データのアセットの前、間または後に存在する任意の物理セルに追加されてもよい。そのようなファントムボタンは、上述したように任意の破壊領域または位置、例えば不正もしくは破壊タイトルまたはプログラムチェーンに連結されてもよく、これは例えば不正確またはスクランブルを掛けられた順序の正確な物理セルを指す;不正データを含む物理セルを指す;例えば上記で論じられた破壊データの形態の何れかを含む破壊的な特性を有する物理セルを指し、リッパーがリッピング処理の終りに導く不正確なパスに従うのを強いるか、または視聴不可能もしくは再生不可能なコピーを生成させる。] 図6
[0076] 図8および図9は、DVDビデオゾーンの生成中に図1に示される装置によって実行された動作を説明するためのフローチャートとダイアグラムをそれぞれ示している。] 図1 図8 図9
[0077] ユーザがDVDビデオゾーンが生成されるようにユーザインターフェース4を介してデータ処理装置2を指示するとき、制御部3は最初に、例えばユーザ入力に基づいてアセットが符号化されるかどうかまたは処理されるファイルがファイル受信部91によって受信された画像ファイルまたはDDPファイルセットであるかどうかをステップ0で決定する。アセットが符号化される場合、制御部3は一般に図8のステップ1でアセット受信部5によって受信される必要なアセットをユーザインターフェース4を介してユーザが提供するように促すであろう。次いで制御部3は、ユーザインターフェース4を介してユーザに促して、アセットが正しいデータフォーマット(例えばビデオ用のMPEG2)であることをチェックしてもよく、さもなければステップ2で必要な符号化を達成するためにアセットエンコーダ6を起動するよう制御部3に命じてもよい。] 図8
[0078] 制御部3は次いで図8のステップ3でユーザインターフェース4を介してユーザ指示の下でオーサラ7を制御し、彼らが望む方法でユーザ定義のチャプタとメニューおよびユーザ定義の1または複数のコンテンツデータへのナビゲーションパスを持ったアセットを組み立てるオーサリング処理を実行し、オーサラ7はユーザが選択および編制したアセットを多重化し、ユーザー指示に従ってナビゲーションデータおよび制御データを加え、コピープロテクタ8に画像ファイルまたはVOB、IFO、BUPファイルを含むVIDEO_TSディレクトリを提供して画像ファイルまたはDDPファイルセットを生成する。] 図8
[0079] ステップ0の応答がnoである場合、次いでステップ1aでは、制御部3が画像ファイルあるいはDPPファイルセットをコピープロテクタ8に供給させる。]
[0080] ステップ4では、コピープロテクタ8は画像ファイル/DDPファイルセットにコピープロテクトを追加する。ステップ5では、コピープロテクタはマスタ生成部9に変更済の画像ファイルあるいはDDPファイルセットを出力する。ステップ5aでは、マスタ生成部9は、適切なDVD規格仕様に従ってコピープロテクトされた画像ファイルあるいはDPPファイルセットを符号化する通常のプロセスを含む従来のマスタリングプロセスを実行するので、図9によって概略的に示されるように記録用のチャネル符号データを生成する。これにより、マスタ生成部9は、スクランブルなどの処理と、ECC(エラー訂正符号)追加と、インタリーブおよび記録セクタへの製品コード生成(図9のT3、T4、T5およびT6)と、適切なDVD規格仕様に従ったEFMプラス符号化(図9のT7)と、チャネルコーディング(図9のT8)などの処理をユーザーデータ(図9のT1)の各セクタ上で実行し、作製されたファイル(DPPファイルセット)を提供する。] 図9
[0081] マスタ生成部9は、遠隔に配置される複製装置11にマスタデータファイル提供部10を介して供給するためにコピープロテクトされたオーサリングファイル(DPPファイルセット)を含むマスタファイル、例えばデジタルリニアテープを生成する。別の実現性として、マスタファイルは、例えばローカルネットワークまたはインターネットであるネットワークを通じて複製装置に供給されてもよい。複製装置11は、画像ファイルおよびガラスマスタ上の実際のセクタに論理セクタ番号をマップする物理セクタアドレスタグを記録するガラスマスタを生成する。次いで、このガラスマスタが使用されてスタンピングマスタを生成し、これから最終的なDVDディスクが生成される(図9のT9)。] 図9
[0082] 別の実現性としてまたはさらに、マスタファイルはローカルの記録部12にステップ6で供給されてもよく、記録部12は書き込み可能なDVDディスク上に画像ファイルを記録し、光ディスク上の実際のセクタに物理セクタのアドレスタグを追加する。]
[0083] 破壊データは、破壊データの種類に依存してアセットの符号化に先立つステップ60でで、またはコピープロテクト処理に先立ってステップ70で、またはコピープロテクト処理の一部としてステップ4で追加されてもよい。別の実現性として、破壊データは、例えば記録部12による最終的な記録処理中またはガラスマスタの生成中にディスクの1あるいは複数のセクタを故意に物理的に損傷することによって提供されてもよい。]
[0084] 図8のステップ4におけるコピープロテクタ8の動作の実施例はここで、図10を参照して記載されるであろう。] 図10 図8
[0085] 図10のステップ10では、コピープロテクタは、図7に関して上記に論じられるようにVTSがクローン化されているかどうかを決定する。この決定は、例えば予め保存された指示に従ってコピープロテクタによってなされるか、またはユーザインターフェース4を用いてユーザによって入力されたユーザ指示に応じてなされてもよい。] 図10 図7
[0086] ステップ10での応答がyesである場合、次いで図10のステップ11では、例えば図7に示される構造を生成し、このように変更済の記録データを保存または格納するために必要な回数コピープロテクタはVTSとそのタイトルをクローン化する。] 図10 図7
[0087] ステップ12では、コピープロテクタは、ファントムボタンメニューが追加されるかどうかを決定する。この決定は、例えば予め保存された指示に従ってコピープロテクタによってなされてもよいし、またはユーザインターフェース4を用いてユーザによって入力されたユーザ指示に応じてなされてもよい。]
[0088] ステップ12の応答がyesである場合、次いでステップ13ではコピープロテクタは予め保存された指示に従って、またはユーザインターフェース4を用いてユーザによって入力されたユーザ指示に応じて記録データにファントムメニューを追加する。このファントムメニューは、図7に関して上記に論じられるような言語フォルダで提供されてもよいし、または記録データ内のその他の場所に提供されてもよい。] 図7
[0089] ステップ13の応答がnoである場合、ファントムボタンが既存プログラムチェーンに追加されているかどうかをコピープロテクタがステップ14で決定する。この決定は、例えば予め保存された指示に従ってコピープロテクタによってなされてもよいし、またはユーザインターフェース4を用いてユーザによって入力されたユーザ指示に応じてなされてもよい。応答がyesである場合、次いでコピープロテクタは予め保存された指示またはユーザインターフェース4を用いてユーザによって入力されたユーザ指示に応じて1または複数のファントムボタンを追加する。図5に関して上記で論じられるように、コピープロテクタは、例えば、実際または本当のメニューに1または複数のファントムボタンを追加してもよく、例えばファントムボタンはフレームあるいはメニューの境界の細片あるいはピクセル領域として規定してもよい。ファントムボタンを規定するピクセルは、黒もしくは暗色、またはそれらが追加されるメニューにマージさせるか、もしくはメニュー内にカモフラージュさせるように規定されてもよい。別の実現性として、1または複数のファントムボタンはコンテンツデータまたはアセットのその他の場所に追加されてもよい。] 図5
[0090] 上述したように、ファントムボタンはアセットの任意の実際または本当のメニューか、ファントムボタンを提供するために特に追加されたファントムメニューか、PCIパケット(図6を参照)内にファントムボタンを既定することによって記録データのアセットの前、間または後に存在するコンテンツデータを表面上表わす任意の物理セルか、またはこれらの任意の組み合わせに追加されてもよい。これらのファントムボタンは上述したように、破壊領域、例えば不正もしくは破壊タイトルまたはプログラムチェーンに連結されてもよく、これは例えば不正確またはスクランブルを掛けられた順序の正確な物理セルを指す;不正データを含む物理セルを指す;例えば上記で論じられた破壊データの形態の何れかを含む破壊的な特性を有する物理セルを指し、リッパーがリッピング処理の終りに導く不正確なパスに従うのを強いるか、または見れないもしくは再生できないコピーを生成させる。] 図6
[0091] ファントムボタンは、DVDビデオの視聴者が検出および/または選択するのを困難にする任意の外観を有するように規定されてもよい。例えば、上記に論じられるように、ファントムボタンは視覚的に識別不可能でもよいし、またはそれが配置される1または複数のビデオフレームの映像コンテンツと識別するのが困難でもよい。例えば、ファントムボタンは、1または複数のビデオフレームの背景と同一色もしくは類似色でもよいし、カモフラージュされてもよいし、さもなければビデオフレームまたはフレームに視覚的に隠されてもよい。別の実現性としてまたはさらに、ファントムボタンは視聴者の注意を引きつけない場所、例えばビデオフレーム境界に配置されてもよい。別の実現性としてまたはさらに、ファントムボタンは非常に狭い領域、例えば僅か1または2ピクセル幅を占有してもよい。別の実現性としてまたはさらに、ファントムボタンは視聴者がそれに応答することができないほど短い間、ファントムメニュー内もしくはファントムメニュー外に表示されるように規定されてもよい。後者の場合では、好ましくはボタン(またあればファントムメニュー)が視聴者の注意を引きつけない方法、例えば視聴者が識別するのが困難な色、サイズまたは位置によるボタンで表示されてもよい。]
[0092] ファントムボタンはもちろんDVDゾーンの位置を指さなければならない。任意の適切な位置が用いられてもよい。一般に、ファントムボタンは破壊もしくは不正な位置またはスクランブルを掛けられた順序または不正確な順序の正確なデータを指すであろう。通常、ファントムボタンはいくつかの記載の壊れたタイトル、例えば上記に論じられ、全内容が参照により本書に組み込まれる米国出願第11,481,605号明細書に記載されているようなVTSあるいはタイトルのクローニングまたはサチュレーション中に追加されたタイトルを指すであろう。]
[0093] 用語ボタンは視聴者に表示されるようにされた任意の目に見えるオブジェクトをいうよう本書で用いられ、それは制御データに関連づけられており、視聴者が遠隔またはユーザ入力デバイス(キーボードあるいはマウスなどのポインティングデバイスなど)を用いてそのボタンを選択するイベントで制御データに規定された動作または制御データに関連づけられた動作を再生装置に実行させる。ボタンは必ずしも通常のボタン形状を有する必要はなく、例えばボタンは必ずしも矩形である必要はない。]
[0094] コピープロテクタは1または複数のファントムボタンまたは1または複数のファントムボタンを持つファントムメニューを提供する上述した方法の何れかを実行できてもよい。コピープロテクタがこれらの方法の1以上を実行できる場合、これらの方法の何れか、全てまたは選択された1つが1つのDVDビデオに用いられてもよい。]
[0095] 図1に示されるように、生成装置1はオーサリング機能(アセット受信部5、アセットエンコーダ6およびオーサラ7)とファイル受信部91の双方を有する。適切な場合にはこの装置がこれらのうち1つのみ、すなわちオーサリング機能またはファイル受信部91の何れかを含んでもよい。] 図1
[0096] 上述したように、コピープロテクタ機能はオーサラ内に提供されてもよく、その結果コピープロテクトが別個のステップを形成するのではなく、オーサリング処理の一部として実行される。]
[0097] 上記実施例では、記録媒体は、DVDまたはガラスマスタあるいはスタンピングマスタなどの前身である。記録媒体は、光ディスク(またはその前身)の別の形態またはその他の記録媒体でもよく、記録媒体に保存されたナビゲーションデータを用いて非逐次的方法でコンテンツデータにアクセスすることができる。このように、例えば磁気ディスクあるいは光磁気記録ディスクなどのデジタル記録媒体のその他の形態に本発明を適用してもよいことが当然に認識されるであろう。さらに、上述したように、記録媒体は中心軸に関してディスクをスピンするか、回転させることによって読み取られるディスクである。しかしながら、読み取り書き込みヘッドに対して回転させるのではなく、通過した経路に沿って移動させるDigital Linear Tapeの形態のデジタル記録媒体に本発明を適用することもできる。]
权利要求:

請求項1
記録媒体上に記録される記録データを提供するための装置において、再生装置によって再生されるコンテンツデータを視聴者が選択できるように前記視聴者に提示される1以上のユーザ選択可能な選択ボタンを規定するボタンデータを含む記録データであって、ビデオデータを含むコンテンツデータおよび前記記録媒体の再生装置を前記コンテンツデータへナビゲートするのを可能にするナビゲーションデータを有する記録データを提供するよう動作可能なプロセッサを具え、前記プロセッサが更に、前記記録データに視聴者によってアクセスされないがコピー装置によって選択ボタンとして特定される少なくとも1つのファントムボタンを規定する更なるボタンデータを提供するよう動作可能であることを特徴とする装置。
請求項2
請求項1に記載の装置において、前記記録媒体が再生装置によって再生されるときに前記少なくとも1つのファントムボタンに視聴者がアクセスできないか、または容易にアクセスできないことを特徴とする装置。
請求項3
請求項1に記載の装置において、前記記録媒体が再生装置によって再生されるときに前記少なくとも1つのファントムボタンが可視でないか、または視聴者によって容易に見られないことを特徴とする装置。
請求項4
請求項1に記載の装置において、前記プロセッサが前記記録媒体の破壊領域に前記少なくとも1つのファントムボタンを関連づけるよう動作可能であり、前記破壊領域が前記記録媒体のコピーを禁止する;コピーの品質あるいは再生可能性に悪影響を及ぼす、のうち少なくとも1つであることを特徴とする装置。
請求項5
請求項1に記載の装置において、前記プロセッサが、スクランブルを掛けられたデータまたは読み取り不能なデータと;不正データと;訂正不可能なエラーを含むデータと;前記記録媒体の損傷領域と、のうち少なくとも1つに前記少なくとも1つのファントムボタンを関連づけるよう動作可能であることを特徴とする装置。
請求項6
請求項1に記載の装置において、前記少なくとも1つのファントムボタンが、識別困難なボタンと;前記ファントムボタンを含むビデオフレームの背景と同一色のボタンと;自身が存在する1または複数の前記ビデオフレームにカモフラージュされたボタンと;視聴者がボタンを選択する動作を行うより短い間可視であるボタンと;僅か1または2ピクセルの少なくとも1つの寸法を有するボタンと;ビデオフレームの端の少なくとも一部に沿って延在するボタンと、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする装置。
請求項7
請求項1に記載の装置において、前記プロセッサが前記記録媒体の破壊領域に前記少なくとも1つのファントムボタンを関連づけるよう動作可能であり、前記破壊領域が前記記録媒体のコピーを禁止する;コピーの品質あるいは再生可能性に悪影響を及ぼす、のうち少なくとも1つであり、前記少なくとも1つのファントムボタンが、識別困難なボタンと;前記ファントムボタンを含むビデオフレームの背景と同一色のボタンと;自身が存在する1または複数のビデオフレームにカモフラージュされたボタンと;視聴者がボタンを選択する動作を行うより短い間可視であるボタンと;僅か1または2ピクセルの少なくとも1つの寸法を有するボタンと;ビデオフレームの端もしくは境界の少なくとも一部に沿って延在するボタンと、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする装置。
請求項8
請求項1に記載の装置において、前記プロセッサが前記少なくとも1つのファントムボタンを有するファントムメニューを前記記録データに提供するよう動作可能であることを特徴とする装置。
請求項9
請求項1に記載の装置において、前記プロセッサーが前記少なくとも1つのファントムボタンを有するファントムメニューを前記記録データに提供するよう動作可能であり、前記ファントムメニューが0.4秒未満の間表示されるよう設計されていることを特徴とする装置。
請求項10
請求項1に記載の装置において、前記ナビゲーションデータが前記1以上のユーザ選択可能な選択ボタンのボタンデータを含むメニューデータを含んでおり、前記プロセッサーが前記メニューデータ内に前記少なくとも1つのファントムボタンの更なるボタンデータを提供するよう動作可能であることを特徴とする装置。
請求項11
記録媒体上に記録される記録データを提供する方法において、再生装置によって再生されるコンテンツデータを視聴者が選択できるように前記視聴者に提示される1以上のユーザ選択可能な選択ボタンを規定するボタンデータを含む記録データであって、ビデオデータを含むコンテンツデータおよび前記記録媒体の再生装置を前記コンテンツデータへナビゲートするのを可能にするナビゲーションデータを有する記録データを提供するステップと、視聴者によってアクセスされないがコピー装置によって選択ボタンとして特定される少なくとも1つのファントムボタンを規定する更なるボタンデータを前記記録データに追加するステップと、を含むことを特徴とする方法。
請求項12
請求項11に記載の方法において、前記記録媒体が再生装置によって再生されるときに前記少なくとも1つのファントムボタンが可視でないか、視聴者によって容易に見られないことを特徴とする方法。
請求項13
請求項11に記載の方法において、前記少なくとも1つのファントムボタンを前記記録媒体の1または複数の破壊領域に関連づけるステップを更に含み、前記破壊領域が前記記録媒体のコピーを禁止する;コピーの品質あるいは再生可能性に悪影響を及ぼす、のうち少なくとも1つであることを特徴とする方法。
請求項14
請求項11に記載の方法において、前記少なくとも1つのファントムボタンが、スクランブルを掛けられたデータまたは読み取り不能なデータと;不正データと;訂正不可能なエラーを含むデータと;前記記録媒体の損傷領域と、のうちの少なくとも1つに関連づけられることを特徴とする方法。
請求項15
請求項11に記載の方法において、前記少なくとも1つのファントムボタンが、識別困難なボタンと;前記ファントムボタンを含むビデオフレームの背景と同一色のボタンと;自身が存在する1または複数のビデオフレームにカモフラージュされたボタンと;視聴者がボタンを選択する動作を行うより短い間可視であるボタンと;僅か1または2ピクセルの少なくとも1つの寸法有するボタンと;少なくとも1つのビデオフレームの少なくとも一部に隣接するボタンと、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする方法。
請求項16
請求項11に記載の方法において、前記少なくとも1つのファントムボタンが前記記録媒体の破壊領域に関連づけられており、前記破壊領域が前記記録媒体のコピーを禁止する;コピーの品質あるいは再生可能性に悪影響を及ぼす、のうち少なくとも1つであり、前記少なくとも1つのファントムボタンが、識別困難なボタンと;前記ファントムボタンを含むビデオフレームの背景と同一色のボタンと;自身が存在する1または複数のビデオフレームにカモフラージュされたボタンと;視聴者がボタンを選択する動作を行うより短い間可視であるボタンと;僅か1または2ピクセルの少なくとも1つの寸法を有するボタンと;少なくとも1つのビデオフレームの少なくとも一部に隣接するボタンと、のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする方法。
請求項17
請求項11に記載の方法において、前記少なくとも1つのファントムボタンを有するファントムメニューを前記記録データに提供するステップを更に含むことを特徴とする方法。
請求項18
請求項11に記載の方法において、前記1以上のユーザ選択可能な選択ボタンのボタンデータと前記少なくとも1つのファントムボタンの更なるボタンデータとを含むメニューデータを前記ナビゲーションデータに提供するステップを更に具えることを特徴とする方法。
請求項19
請求項11に記載の方法において、前記記録データを含む記録データファイルを提供するステップと;前記記録データを所持するマスタを生成するステップと;前記記録データを所持するマスタに対して前身を生成するステップと;光ディスク、例えば前記記録データを所持するDVDなどの少なくとも1つの記録媒体を生成するステップと;書き込み可能または再書き込み可能な光ディスク、例えばDVD上に前記記録データを書き込むステップと、の少なくとも1つを更に含むことを特徴とする方法。
請求項20
プロセッサ命令を保存するプロセッサ読み取り可能な記憶媒体において、再生装置によって再生されるコンテンツデータを視聴者が選択できるように前記視聴者に提示される1以上のユーザ選択可能な選択ボタンを規定するボタンデータを含む記録データであって、ビデオデータを含むコンテンツデータおよび前記記録媒体の再生装置を前記コンテンツデータへナビゲートするのを可能にするナビゲーションデータを有する記録データを提供し;前記視聴者によって選択可能ではないがコピー装置によって選択ボタンとして特定される少なくとも1つのファントムボタンを規定する更なるボタンデータを前記ナビゲーションデータに組み込むようプロセッサをプログラムすることを特徴とする記憶媒体。
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